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移転のお知らせ(2020年6月予定)2020年02月20日

関内どうぶつクリニックが2020年6月より移転拡張します。

2004年に開業した関内どうぶつクリニックを2020年6月を目処に移転させることにしました。関内どうぶつクリニックを開業して約15年。10坪で吉田町に開業したはじめの病院は地権者の問題で、わずか1年で移転。30坪の現在の場所で15年が経ち、待合室が狭く飼い主様を外で暑い中寒い中お待たせすることになり、スタッフの居場所もなく、ここから未来への拡張性がない状態でした。内装もかなり傷んできており、改装しないとといけない時期に来ていました。
とはいえ、横浜の都心にあって動物病院に適した良い物件は見つからず。どうしたらいいものかと悩んで5年。

通勤の途中にすてきな建物。
この建物は佐藤眼科という病院でした。昭和8年に開業し、院長先生は3代目。3代目院長が承継する際に石造りの戦災も乗り越えた建物をオマージュした形でより使いやすく立て替えていました。
いつもそこを通る度に、いつかここに関内どうぶつクリニックを移せたらどんなにか幸せだろうと、毎日考えていました。
ある日佐藤先生が愛犬をつれて当院にいらっしゃった際に、「今度とんでもないお話をさせていただきたいので、お時間いただけませんか?」とおっしゃられ、心の中で「もしかして!?」なんて淡い期待を抱いていました。願いが叶うなんて!
佐藤先生がご高齢で閉院することになり、「後継もいないので関内どうぶつクリニックをここでやっていただけないか?」というご提案をいただきかつ、良い条件で貸していただけることになり、移転の運びとなりました。

新院の場所はこちらとなります。

新しい病院は現在の2.5倍の規模に。
そして病院の内装デザインは著名なメディカルイラストレーターTokco率いるレーマンと行うことに決まりました。レーマンの新事業として、病院デザインと言う新しい分野を手がける第一号です。
このスペシャルチームへの私からのオーダーは「デザインが生産性や創造性の向上にどこまで寄与するのか?」です。

動物病院の業界でも、獣医師、動物看護師ともに労働生産人口が減少している昨今では、少ない経営資源で最大の成果を上げることが求められ、生産性向上は大きな課題となっています。

しかし人が少なくて、大きな成果を得ることは簡単ではありません。
そのため、より効率的に業務を行える環境を整えることが急務です。

カッコいい病院ではなく、より使いやすいデザインへ。そして飼い主様とどうぶつが、快適で安心できるデザインへ。
生産性を向上して価値の高い獣医療を提供し続ける病院にするために、デザインができることはどのようなことなのでしょうか。

その答えをこの新しい病院を通して、探し出したいと思っています。
逐一進行状況をご報告して参ります。

 

関内どうぶつクリニック代表 牛草貴博