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行動診療科専門外来

留守番できない、異常なまでに怖がり、家族に対して噛みつく、尾を追ってくるくる回ることがある、、、。こういった家族が困る行動を、「問題行動」と言います。問題行動は育ってきた経歴、現在の環境、家族のライフスタイルなど様々な要因が関わって生じ、解決に必要な方法は犬や猫それぞれで異なります。なかにはお薬を使って治療したほうが速やかに改善するものもあります。お家のペットの行動にお困りの方、関内どうぶつクリニックの行動診療科で獣医師と一緒に治療しませんか?

行動診療科で治療することができる問題行動

問題行動

  • 唸る、噛むなどの攻撃行動 
  • 留守番ができない →分離不安かもしれません!
  • 尾を追って回り続ける →常同障害かもしれません!
  • トイレの場所以外で排泄する
  • 高齢で周りのことが良く分からなくなった →認知症(認知機能不全)かもしれません!

攻撃行動の原因

犬や猫が自分の主張を通そうとして唸る、噛みつく、ひっかくなどの攻撃行動をとる理由として、昔はよく「自分を人間より偉いと思っているからだ」と言われていましたが、現在では犬や猫は人に対して順位付けをしてはおらず、実際は不安や葛藤、間違った学習が原因となっていると考えられています。順位を示すために怖がらせるようなしつけを行うと、攻撃が悪化してしまうこともよくあります。獣医臨床行動学分野では、このような攻撃行動を「自己主張性攻撃行動」と呼びます。 この他に、強い恐怖によって引き起こされる「恐怖性攻撃行動」、テリトリーや自分の所有物を守るために起こる「所有性攻撃行動」、遊びの延長として起こる「遊び関連攻撃行動」、狩猟本能により獲物と認識された対象に対しておこる「捕食性攻撃行動」など、さまざまな原因で攻撃行動が生じます。

分離不安

飼い主と離れたときに、強い不安を感じ、吠える、物を破壊する、トイレ以外で排泄する、吐くなどの行動をとることです。飼主が離れていることに馴れていない、飼主と動物の間に過度な愛着関係がある、早期に親元から離された、突然生活環境が変わった、などが原因で生じます。

常同障害

ストレスや葛藤などによって、同じ行動を異常に長く続ける、あるいは異常に頻繁に示すようになることです。典型的な行動は、尾を追ってぐるぐると回り続ける、手や腹部をなめ続ける、布類を吸ったり食べたりする、影や光を追いかける、空気をぱくっと食べるような行動をする、などです。

排泄の失敗の原因

トイレトレーニングが上手くできていないため、トイレをきちんと理解できていないというほかに、トレイ環境に動物が何らかの不満がある、分離不安がある、腎臓や膀胱に異常があるなどでも、排泄の失敗が起こります。原因にあった対処法が必要です。

認知症(認知機能不全)

高齢の犬や猫でみられる症候群です。家族に対して甘えなくなる、家族を認識できなくなる、うろうろ歩き回る、部屋の隅で行き詰る、昼によく寝て夜活動する、トイレを失敗するなど、人の認知症と似た症状がみられます。脳の加齢による変化と環境や身体の痛みなどのストレスが重なって生じると考えられ、多くの場合徐々に悪化するので、できるだけ早く治療的介入を行うことが重要です。

このほか、過度に吠える、過度に皮膚や毛を舐める(むしる)、雷を怖がる、音に異常に敏感なども、行動治療の対象になります。また、当院では高齢動物の行動変化に対するケアに力を入れています。お気軽にご相談ください。

問題行動の要因

問題行動は遺伝的要因と生後の経験や環境の要因とによって生じます。具体的には、

  • 犬種/猫種特有の気質
  • 社会化が上手にできなかった
  • 運動や遊びの量が足りていない
  • 周りの環境からの刺激が強すぎる
  • 周りの環境が不安定すぎる
  • 恐怖体験によるトラウマ!

などが影響します。また、甲状腺機能亢進症/低下症、門脈シャント、てんかん、脳神経疾患などの病気、身体の不調や不快感によっても問題行動がおこることがあります。動物病院の行動診療科で治療を行う場合、これらについても調べながら、治療をおこなうことができます。

行動診療科で使用するお薬

クロミカルム(クロミプラミン)

クロミカルム(クロミプラミン)脳内のセロトニン量を調節し、不安をやわらげるお薬です。分離不安の動物の治療薬として、国内で唯一認可されている薬です。この他、不安をやわらげるとともに催眠効果のある薬や、サプリメントなども使用します。

行動治療のメリット

  • 問題行動を治療してあげると、日常生活が楽になり、毎日がより楽しくなります。
  • 問題行動をする動物は、多くの場合ストレスを抱えています。それに対して動物なりの対処法をとった結果が問題行動となって現れます。問題の原因をみつけてストレスを解消してあげれば、動物は安心して幸せな生活を送ることができます。
  • 問題行動の中には、ご近所迷惑になるものもあります。近隣トラブル、対人トラブルを減らすことができます。
  • 問題行動は「動物病院に連れていけない」、「入院していられない」などのトラブルを生じ、他の病気の治療の妨げとなることがあります。若いうちに早めに行動治療を行っておくと、このようなトラブルを予防できます。

行動診療科受診の流れ

一般外来診察を受診

まず身体検査を行います。行動カウンセリングの日程をご相談します。

 

行動カウンセリング

問題行動治療を専門とする獣医師が、詳しい経過の話をお伺いし、それぞれにあった治療プランを組み立てます。お薬が必要な場合は、血液検査で内臓系に異常がないかを確認します。

 

治療期間中

行動治療専門の獣医師からアドバイスを受けることができます。
※一般的な治療期間は、半年から1年です。