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内部寄生虫

お腹の寄生虫について

お腹の中の虫は、都市部の横浜では他地域に比べて見る機会は少ないですが、下痢や嘔吐をしている子を調べると出てくることがあります。症状がないこともあるので、気になったら(特に子犬は)うんちの検査をしましょう。

検査

糞便検査

うんちを持ってきていただき、顕微鏡でチェックします。お尻から直接うんちを取ることもあります。

治療、予防

下痢嘔吐等があれば、症状を改善する薬

症状に合わせて・・・

アプシード(犬、猫)

甘いシロップでコクシジウムを退治します。

ドロンタール(犬、猫)

錠剤で鞭虫、条虫、回虫、鉤虫を退治します。

ミルベマイシン(犬)

錠剤でフィラリア、回虫、鉤虫および鞭虫を退治します。

レボリューション(犬、猫)

背中につけるお薬で、フィラリア、ノミと一緒に回虫を退治します。

プロフェンダー(猫)

背中につけるお薬で、猫回虫、猫鉤虫、瓜実条虫、猫条虫および多包条虫を退治します。

皆さん、お腹の中の寄生虫ってみたことありますか??

こんな虫とか、こんな虫とか・・・

寄生虫写真

どうですか?全部ワンちゃんネコちゃんのお腹にいる寄生虫です。
これらの寄生虫に感染すると、嘔吐や下痢を起こしたり、発育不良が起きたり、元気がなくなったり、場合によっては生命の危険が生じることもあります。

ワンちゃんネコちゃんだけの問題ではありません。近年のペット家族化に伴って、「ズーノーシス(人獣共通感染症)」が問題となってきており、ペットから人間に、逆に人間からペットに病気(寄生虫や細菌、真菌等)が感染する危険性が高まっています。お家でワンちゃんネコちゃんと遊んだあと手を洗っていますか?キスをしていませんか?一緒の布団で寝ていませんか?ひとつでも当てはまる方は、ズーノーシスは身近にあると思ってください。特に乳幼児は、大人より抵抗力が弱いので、寄生虫の感染時に症状が重篤になりやすく、注意が必要です。

しかし、ただただ怖がっていても仕方ありません。2006年に施行された改正動物愛護法で、「動物に起因する感染症の予防のために注意を払うこと」は飼い主の責務と定められていますし、ワンちゃんネコちゃんと楽しい生活を送るためにも、しっかりとしたルール設定と対策を練るべきです。

ではどんな対策が必要なのでしょうか?

まずはお家でのルール作りです。ワンちゃんネコちゃんと遊んだ後、特にうんちや嘔吐物に触った後は必ず手を洗う、

もうひとつ重要なのは、定期的なうんちの検査です。これは、うんちを小指の先くらいの量持ってきていただければ当院でいつでも検査できます。虫卵が見つかれば、すぐに虫を退治する治療ができます。しかし、寄生虫の感染がある場合でも、1回のうんちの検査で必ず虫卵が見つかるわけではありません。そのため、何度か繰り返して検便をする、もしくは安全を考えて、定期的にお薬で虫を退治するという方法が現在提唱されています。ペット先進国であるアメリカの疾病予防管理センター(CDC)は、抵抗力の弱い生後3か月までは2週間おきに1回、生後3か月~6か月までは月に1回、それ以降は3か月に1回お薬を使って駆虫するというガイドラインを推奨しています。日本においても今後このような動きが活発化するのではないかと思われます。

少し意識を変えるだけで、人間とワンちゃんネコちゃんが安全で健やかな暮らしを送れるようになります。気になること、分からないことがありましたら、ぜひ一度獣医師にご相談ください。