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子犬の発達

新生子期 生後約2週間まで neonatal period

まだ母親に哺乳や排泄の世話をしてもらわないと生きられません。視覚や聴覚も未発達です。

移行期 生後2~3週間 transitional period

目や耳道が開き、音などに反応ができるようになります。遊ぶ、尾を振るなど子犬らしい行動をとりはじめます。

社会化期 生後3~12週間 socialization period(感受期 sensitive periodとも呼ばれる)

この時期の子犬は好奇心が高く、警戒心が低いです。様々なものに興味を持って近づき、周囲環境の楽しいものや怖いものを覚え、容易に順応するため、社会化(所属する社会の価値意識を学び、ルールを身につけること)しやすい時期です。周囲の人や動物との愛着を形成し、犬としてのコミュニケーション能力を獲得するのもこの時期です。

社会化期前半まで(生後3~8週間)は親犬と一緒に過ごす必要があります。早く親と引き離された場合、犬としてのコミュニケーション能力に障害が生じ、将来的に問題行動をとる可能性が高まります。

社会化期後半(生後8~12週間)になると、子犬は少しずつ警戒心をみせるようになりますが、まだ社会化しやすい状態です。★多くの場合、この時期に親犬の元から離され、新しい飼い主の元に導入されます。

若年期 上限6~12ヵ月 juvenile period 離乳~性成熟に至るまでの時期

社会化期から引き続き、行動様式の形成に重要な時期です。盛んに遊び行動をとり、その中で身体能力を発達させ、犬同士のボディーランゲージなどを学びます。

子犬を飼いはじめたときには

新しい家族や環境に上手に馴れることができるように、安心できる環境を整えてあげましょう。

子犬用のサークルを用意し、中にトイレと寝場所を設置しましょう。寝場所は周囲の刺激から適度に隔絶できるよう、側面が覆われた形のものが良く、クレート、ドームなどが推奨されます。クッションなどを寝場所とする場合は、サークル自体を布で覆って、静かな環境を作ってあげましょう。

社会化を促進するために、子犬に良いかたちで人間の社会を紹介してあげましょう。

子犬の時期、とくに社会化期に、人間社会のさまざまなもの(家の外の環境、車、他の犬など)が怖くないものだということを経験させておくと、これらを怖がらない穏やかな犬に育つことができます。
※社会化期後半は通常子犬の時期のワクチン接種が完了する前ですので、抱いて外に連れだす、パピー教室などで清潔な環境下で健康な子犬同士遊ばせる、など感染症に注意しながら社会化を促進することが推奨されます。

排泄場所を教えましょう。

間違った排泄場所を覚えてしまう前に、正しい場所を教えてあげましょう。ポイントは、けっして叱らないことです。怒られると、見えない場所に隠れて排泄するなど、より困った行動をとることがあります。排泄しそうな様子がみられたら、すぐにトイレに誘導し、うまく排泄できたら褒めてオヤツを与えましょう。失敗したときには、叱らずにそっと片づけてあげましょう。

吠えを予防しましょう。

昔は「イヌの仕事は吠えて泥棒を追い払うこと」でしたが、現在ではイヌの吠え声はご近所トラブルのもと、クセづくと大変です。小さい頃からできるだけ吠えないように育てましょう。吠えさせない方法は、

  1. ① 吠える原因を取り除いて止めてもらう
  2. ② 吠えるのを罰して止めさせる

と大きく二つに分けられますが、②の吠えるのを罰して止めさせる方法は、犬と飼い主との関係を悪くしてしまうことがあるので、お勧めできません。子犬の時期はまだ飼い主との絆を十分形成できていないので、は特に避けたほうがいいです。の方法は、遊びを要求して鳴くなら毎日十分に遊んであげる、何かが怖くて鳴くなら怖いものを見せないようにしてあげる、などです。少し甘やかしてしまっても、後から少しずつ、遊んでいいときと悪いときがあることや、怖がっていた対象が怖くないことを教えてあげれば、大丈夫です。

※オスワリなどのしつけを行う時期は特に決まりがありません。子犬の頃のほうが覚えるのは早いですが、いくつでも教えることはできます。子犬が新しい環境に慣れ、十分に飼い主に愛着を示すようになってから行うといいでしょう。