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フィラリア予防

フィラリア予防とは?

100%予防ができるけれど、なってしまうと非常に怖い病気、それが フィラリア症 です。

蚊が吸血することで、蚊の体内にいるフィラリアという寄生虫の幼虫(ミクロフィラリア)が動物の体内に入り、幼虫は約2カ月かけて成長しながら移動し、最終的には成虫となって心臓にたどり着きます。

血管や心臓に寄生することで血液の流れが妨げられ、様々な障害が発生し、放置すると死に至る場合もあります。

フィラリア予防の流れは、横浜近辺であれば以下のようになります。

3月~4月にフィラリアの検査をして、感染していないことを確認する。
蚊がいる 4月~12月は、月に一度フィラリア症に予防薬を使う。

フィラリア症の予防薬には様々なタイプがあり、当動物病院では皮膚に垂らすスポット剤、お肉のような味と形の薬、ビーフフレーバーの錠剤、通常の錠剤など様々なタイプがありますので、その子の好みや状態に合わせてお使いいただけます。

フィラリア予防薬の様々なタイプ

フィラリアだけを予防するタイプ インターセプターSチュアブル (全体重対応、錠剤タイプ)
ミルベマイシン (10kgまで、錠剤タイプ)
カルドメックチュアブル (全体重対応、ジャーキータイプ)
モキシハートタブKS (68kgまで、ジャーキータイプ)
モキシハートタブKS (15kgまで、ジャーキータイプ)
フィラリア、ノミ 合剤タイプ パノラミス (2.3~ 18kg、錠剤タイプ)
ネクスガードスペクトラ (1.8kg~、ジャーキータイプ)
アドバンテージハート (全体重対応、スポットタイプ)
アドボケート (全体重対応、スポットタイプ)
レボリューション (全体重対応、スポットタイプ)

フィラリア予防のよくあるご質問にお答えします

蚊に刺されないようにすれば大丈夫なのでは?
蚊が吸血する時にフィラリアの幼虫の感染がおこります。
よって、蚊が吸血しない限りフィラリアはうつりません。
しかし、日本では蚊があらゆる所に生息しているため、蚊に刺されないようにするのは現実的には不可能です。 そこで感染を防ぐには、月に一度予防薬を使うことが最善策と言えます。
予防薬を飲むとどうして予防できるのですか?
フィラリア症の予防薬は、蚊に刺されるのを防ぐためのものではなく、“蚊に刺されたときに体内に侵入したフィラリアの幼虫を月に1度駆除するため” に使われます。
ですので、効力的にはフィラリア幼虫の “駆虫薬” となりますが、フィラリアの幼虫は2カ月かけて成長して心臓に寄生するため、「幼虫が血管に入り、心臓に到達するのを防ぐ」 という意味で、“予防薬” という言い方をします。
体内に侵入したフィラリア幼虫は、いきなり血管には入らず、まずは皮膚の内側で生活し、約2カ月かけて血液に入れるようになるまで成長します。 一度血液に入ってしまうと、予防薬の効果は期待できません。 そのため、月に一度、確実に幼虫を駆除しなければなりません。
毎年、予防薬を飲む前に検査するのはなぜですか?
万が一フィラリア症に感染している場合、知らずに予防薬を投与すると、皮膚の内側で成長して血管に入ったフィラリアの幼虫が一気に死んでしまいます。 そしてそれが動物の心臓や肺の血管に詰まり、ショック症状を起こして、ひどい時には死に至る場合もあります。
そのため、前年に予防薬を飲ませていたとしても、万が一にも感染をしていないことを確認するために、年に一度、予防薬を飲む前に検査をする必要があるのです。
猫のフィラリア症ってどんな病気なんですか?

従来は犬の病気だと考えられてきましたが、猫でも発生があり、猫の突然死や呼吸器の症状の原因になっていることが分かってきました。 そして猫の場合、発症と共に呼吸困難など激しい症状を引き起こし、急速に衰弱していくケースがほとんどです。
犬に比べて発生率は低いですが、犬のフィラリア症より診断や治療が難しく、現在のところ唯一できる対策は、毎月フィラリア予防薬を使うことです。

ネコのフィラリア

フィラリアってワンちゃんの病気でしょ?うちの子には関係ない・・・なんて思っていませんか?

実はネコちゃんにもフィラリアは感染するんです。研究によると10%程度のネコちゃんがフィラリアに感染しているといわれています。感染経路はワンちゃんと同じく蚊の媒介ですが、症状は違います。

ワンちゃんのフィラリアは成虫が心臓に寄生しますが、ネコちゃんのフィラリアは成虫までなかなか成長せず、幼虫が肺のあたりで留まって症状を引き起こします。主な症状は、咳や呼吸困難、嘔吐などです。まれに突然死につながることもあります。

検査には少量の血液が必要です

  1. フィラリア抗原検査→成虫寄生の検出
  2. フィラリア抗体検査→幼虫感染の検出
  3. いずれか陽性時に、X線(肺動脈、肺野の変化検出)およびエコー(虫体の検出)による検査をします

結果の評価、治療

抗原+(1-5%) 成虫寄生、幼虫感染が疑われます。背中につけるレボリューションを通年投与して成虫の寿命短縮、幼虫の駆除をします。症状があればステロイド、気管支拡張剤などで呼吸器の症状を抑えます。
抗原-抗体+(16%) 幼虫感染歴あり、成虫寄生の可能性があります。この場合もレボリューション通年投与が選択され、症状あれば対症療法を行います。
抗原-抗体- (83%) 成虫寄生、幼虫感染ともにない可能性が高いです。予防のため5-12月にレボリューション投与をお勧めします。