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【犬と猫の腸内フローラ検査】老犬の下痢・血便の原因が分かるかもしれません2019年10月13日

【犬と猫の腸内フローラ検査】老犬の下痢・血便の原因が分かるかもしれません

【犬と猫の腸内フローラ検査】老犬の下痢・血便の原因が分かるかもしれません

(最終更新日:2019年11月9日)

 

抗生剤や整腸剤を飲むと下痢は治るけど、1ヶ月くらい経つとまた下痢や血便を繰り返してしまう…おそらくこのような悩みを抱えてらっしゃる飼い主様は多いのではないでしょうか?この症状は歳をとって、老犬になればより重症化することがあります。

 

つい最近までこれらの症状の原因を解明する検査は内視鏡くらいで、簡単な検査で診断をすることは困難でした。。。

 

そこで当院で行なっている次世代シークエンサーにより検査できるようになった腸内フローラ検査、この検査を行えば、繰り返す下痢や血便の原因が腸内細菌であるかどうか分かるようになりました。

 

今回は腸内フローラ検査で分かることや、実際に腸内フローラ検査を行ない、その結果をまとめました。

 

この記事を読むと、 腸内フローラ検査の有益性が理解できるのではないかと思われます。 

 

【腸内フローラとは】

腸内フローラとは、腸内細菌が腸粘膜に群がって生存している様子が、まるでお花のようなので、腸内フローラと呼ばれています。

現在、次世代シークエンサーという新しい検査機器が比較的安価で利用できるようになったおかげで、莫大な細菌の遺伝子を同時に測定し、分類することができるようになりました、それが腸内フローラ検査です!

これにより、 腸内フローラを構成している細菌が明らかになったり、腸に悪影響を及ぼす菌なども分かってきました。 

 

【腸内フローラ検査により分かってきたこと】 

腸内フローラ検査により分かってきたこと

 

最近では、犬の腸内フローラは加齢により変動するという報告や犬の炎症性腸疾患(IBD)と腸内細菌叢の乱れが関連しているという報告があります。

腸内細菌の中には腫瘍の発生を促すような菌があったり、免疫を抑制する働きをもつ制御性T細胞という細胞を増殖させる物質を製造する菌がいたりと、 様々な病気と関連のある細菌が解明されてきています。 

 

そこで、現在、アニコムのどうぶつうんち研究所では腸内フローラのバランスを指標にした検査を行っていて、どうぶつの健康状態を調べようとしています。

病院で便を採取するキットを受け取り、自宅で採便し、採便したキットを郵送してもらうだけの簡単な検査です。
およそ、1–2ヶ月で結果が返ってきます。
検査結果を見て獣医師の方から

・どんな菌がいるのか
・菌のバランスはどうなっているか

・これから何を気をつけなければいけないのか

 

などをご説明します。

【実際に腸内フローラ検査に送ってみた!】

関内どうぶつクリニックの牛草代表が飼っている豆柴のツンちゃんです。

 可愛い。。。 ツンちゃんのうんちを腸内フローラ検査に出してみました! 
まだ1歳にもなっていないツンちゃんですが、どのような結果が返ってくるのでしょうか、楽しみです!!
1ヶ月後…結果が返ってきました!
その結果は….

 

ツンの腸内フローラ検査結果ツンの腸内フローラ検査結果

んー、 普通の腸内フローラでした! (笑)残念!
ただ気になるのがレア度の高い菌がいないことですね。
今の研究段階ではレア度の高い菌が犬にいい作用をもたらすとは分かっていないのですがね、なんか悔しいですよね。。

 

ツンの腸内フローラ検査結果

 

あとは痩せ菌の比率がかなり高いですね!相当代謝がいいみたいです。
『だから大食いなのに、太らないのか!』と牛草代表が納得してました。

 猫では以下のように腎臓チェックができます ので(犬の検査では腎臓チェックはできません)、腎臓が気になる猫さんは腸内フローラ検査を行う価値は大いにあると思われます。

猫の腸内フローラ腎臓検査猫の腸内フローラ腎臓検査


このような感じで腸内フローラ検査の結果が返ってきます。

また検査結果が悪くても落ち込むことはありません!
腸内フローラは口から摂取するものによって、良くも悪くも日々変化していくものなのです。

そして、腸内フローラを改善させるためのオススメのサプリなどを獣医師の方から提案させて頂きますので、ご安心ください。

 

「最近、うちのペットが軟便気味で・・・」、「うちのペットの腸内フローラをみてみたい!」という方に是非、腸内フローラの検査を受けてみてはどうでしょうか?

 

腸内フローラ検査をやってみたい飼い主様は、お気軽に当院へご連絡ください!