犬の健康診断(血液検査)大切なポイントとは? 本当に必要なの??2019年09月29日
【犬の健康診断(血液検査)大切なポイントとは?本当に必要なの?? 】
当院では10月1日~31日まで犬の秋の健康診断キャンペーンを行います。
こちらのキャンペーンでは、期間限定で通常料金よりも大変お得に検査を行うことができます。
また血液検査により、症状として現れていない隠れている病気の早期発見を行うことが目標です!
【今回のテーマ】
健康診断って本当に必要なの??
今回は秋健診に伴って、健康診断の必要性についてお話したいと思います。
健康診断って本当に必要なの??
こちらは、犬の年齢表です。
シニアと呼ばれるのはだいたい8歳を越えたあたりになります。
最新の発表データによりますと、血液検査で病気が見つかる確率は8歳以下の犬と比較し、11歳だと2倍、13歳だと3倍以上発見できると言われています。
当然ではありますが、歳を重ねるほど、気づかぬ間に病がワンちゃんの身体を蝕んでいることが多くあるということです。
よって当院では7歳を超えた犬であれば、年に2回の血液検査を推奨しています。
若い犬には健康診断は必要なの?
答えとしてはYESです。
できれば年に1回は健康診断を受けておいたほうが良いでしょう。
というのも、若い犬であったとしても症状として出ていないだけで先天性疾患(生まれつき持っている病気)を持っている可能性があるためです。
犬で多く認められる先天性疾患は心臓病(生まれつき心臓に穴が開いている病気など)や腎臓病などがあります。
これらの疾患は症状として出ないことも多くあり、4、5歳で突然発症し、突然死するケースがあります。
症状が出ていなくても、心臓や腎臓の血液検査で異常値として認められることがありますので、健康診断で先天性疾患を早期発見することも可能といえるでしょう。
健康診断でチェックできる値について
こちらが今回の秋の健康診断のざっくりとした内容と金額になります!
少しだけ詳しくご説明させて頂きますと
①赤血球・白血球・血小板といった血球計算
②肝臓・胃腸・腎臓・膵臓などの内臓の値
③尿検査による下部尿路機能と腎機能のチェック
④甲状腺ホルモンの値(甲状腺機能低下症を調べます)
⑤心臓の値(心臓に負担がかかっていると異常値が認められます)
を検査することが出来ます。
①と②は基本健診セット(9,000円)でチェックすることが出来ます。
③④⑤につきましては追加料金が別途かかりますので、検査をするかどうかは担当の獣医師とご相談ください。
また、①~⑤をすべて検査できる”まるごとセット(20,000円)”が大変お得になっており、非常におススメです。
来院される際の注意点!
注意点としては最低でも食後6時間以上空けた空腹状態で来院してください。
食後すぐに血液検査を行うと血糖値や中性脂肪などといった値が、食餌性により高くなってしまい、本当の血液検査の結果をマスクしてしまうことがあります。
食後でも血液検査は可能ですが、食後に変化してしまう値については正確な判定が出来ませんのでご了承ください。
以上が健康診断についてのお話となります!
健康診断は早期発見のメリットが非常に大きいので、どんなワンちゃんでもやっておいて損はないのではないでしょうか。
また気になる症状(嘔吐、下痢、食欲不振など)があるのであれば、積極的にやっておくべきでしょう!
秋の健康診断について気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。